エラストマーは、正式にはThermoplastic Elastomers(TPE)、
日本語で言うと「熱可塑性エラストマー」のことじゃ。
プラスチックの海にゴムの小島がたくさん浮かんでいるような、不思議な素材なんじゃよ。

広い意味では、ゴムのようにボヨンボヨン弾力があるもの全てエラストマーなんじゃが、最近では、エラストマー=熱可塑性エラストマーのことじゃな。

熱可塑性は、加熱すると柔らかくなって簡単にいろんな形にでき、冷えたらその形でまた硬くなる性質の事じゃ。プラスチックなどが、この性質を持つ材料の代表なんじゃ。

つまりエラストマーは、プラスチックみたいに簡単に形作れて、ゴムのように弾力がある製品が作れる…そんな注目の素材なんじゃよ。

ゴム弾性があるけど樹脂のように成形できる

加熱すると、TPEはどろどろに流動します。これをプラスチック用の射出成形機で成形すれば、他の素材ではいくつかの部品を組み立てる工程が必要だった部品も、配合・計量無しに一気に完成品に近い形で成形できます。バリ取りも不要です。
ゴム成形では、加硫(架橋)工程が別途必要でしたが、TPEでは加硫なしに弾性を実現することが可能です。こうした工程削減で、コストダウンを狙えます。

寒さや熱さ、過酷な環境にも結構強い

ゴムとプラスチックの中間の物性のため、すごく強い!…というわけではないのですが、寒さ・熱さの厳しい環境下でも使用を検討できる素材です。
これまでゴムやプラスチックで作っていたものをTPE製に置き換えるなら、ほとんど問題はないでしょう。

軽くて、色付けも自由だから用途を選ばない

TPEは軽量で、様々な用途に使えます。
色付けも自由で、しかもかんたんです。
また、ゴムは一般的にリサイクルできませんが、TPEならリサイクルが可能で、材料を無駄にしません。TPEは環境にも優しい素材なのです。

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